Buffalo LinkStation LS-CH1.0TLのハードディスクを修理した

ファンがうるさいからしばらく電源切ったままにしていて、ふと中身を確認しようと電源を入れたら、LEDが赤点滅になっていた。この表示は何だろうと調べてみた。

LS-CHLシリーズの ランプ表示 によると、長い点滅が10の位、短い点滅が1の位、LEDの色がエラーの種類をあらわしているそうな。LEDを眺めてみると、赤色で短い点滅が7回。つまり、E07となる。無いし・・。

 

E07でぐぐったところこれを発見。

ランプが7回赤色点滅して接続できません(LinkStation) - アンサー詳細 | BUFFALO バッファロー

すべてのハードディスクが故障しています。E7の場合、データの復旧はできません。

 

なんと、なかなかの状態ですね。電源を入れてもハードディスクがまわりはじめる音がまったくしない。これは完全に終わっているので、何をしても大丈夫な状態になりました。とりあえず筐体を開けます。底に貼ってあるシールの裏に穴が空いていて、ツメを押せるようになっています。ツメをおしつつ左右にひっぱって開封

 

出てきたのはこちら。

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Seagate Barracuda 7200.12 1TB ST31000528AS, Firmware CC38 となってます。制御基板を交換すると治るって聞いたことがあった気がして、とりあえず分解。ながめてみても、見た目にあきらかに壊れている部品は無し。基板がほんのり茶色くなっているけれど、これが致命傷なのかはよくわからず。

 

検索しているとこんな記事を発見。

btopc.jp

なんですと!?基板を交換してもダメなのですか。そうですか。IDE時代は基板交換だけでいけたけど、SATA時代になって、EEPROMに書かれている情報を一緒に使わないと動かないどころか、ロックされてしまうと。恐ろしい。安易に試すわけにはいかないね。

 

まあでもとにかくパーツがないことには始まらないからeBayで発注。運良く同じFirmwareのが見つかった。

 

さて、到着して初めての週末。作業をしてみることに。問題は、どれがそのEEPROMなのかわからないところだけど、これがwinbond 25X40BLS01って書いてていかにもEEPROMな気がするから、これを交換することにした。確信が得られる情報はWebからは見つからず。

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EEPROMをとりはずすには、熱風ゴテがあるといいんだろうけど我が家には普通の半田ごてしかないから、こちらの方のやり方を参考にした。

2010/08/10:基板損傷HDDを基板交換で復活させてみる

 

4pinある足が全部つながるようにハンダを盛って、もう片方も同じようにして、交互に両方をすばやく温めて横にずらす。オススメは何もないSATAコネクタ側に押すこと。我が家には気の利いた道具は何もないから、はんだごてで基板をきれいにして、とりはずしたEEPROMの足についたはんだを取った。両方の基板からとったら新しい基板に古いEEPROMを移植。そして古いHDDに装着。

 

SATA-USBアダプタでMacにつないでみると、モーターがまわった!ディスクマネージャでみるとFATってなってる。ext3かと想像してext4fuseっていうのをインストールして備えていたけどマウントできなかった。Windowsにつないでも読めない。困った。USBブートのLinuxを用意するかと思ったけどめんどくさいからLinkstationの基板をつないで電源ON。

 

動いた!!!

 

しばらく待つと、パソコンから認識された。すごい。感動。

 

さてさて、肝心の欲しかったファイルは・・・、無い。。。バックアップしてなかったんだね。Time Machineにも残ってないっていうのはどういうことなのかわからないけど、ないものはない。仕方がない。復活の感動からの落胆。

 

LinkstationはFirmware versionが分かっているとHDDの載せ替えが簡単になるっぽいから、ここにメモ。

使っていたのは1.56-2.9だったけど、今日あった最新版1.74に更新した。

 

 

今回は基板交換で治ったけど、さらに開封してヘッドを交換したりもしている人がいた。たしかに、ハードディスクのディスク自体は壊れにくそうな気もしてきた。