MPLAB X えむぴーらぼ・えっくす

MPLAB v8はWindows用だったんですが、MPLAB X (エックス) は、OSX, Linuxにも対応しています。v8でもXでも同じプロジェクトを開いて編集できます。従来の機能を全て含み、さらに新機能を追加しています。と、クリスティーンさんが言っている気がします。というわけで、MPLAB Xをインストールしてみます。
http://www.microchip.com/en_US/family/mplabx/index.html

気になるLion対応ですが、ぐぐってみたところ、Netbeansは最初は起動しなくなるけど、Applications - ユーティリティ - Java Preferences を立ち上げると、ランタイムが無いからインストールするね、と言われて動くようになるそうです。ということはきっと動くんでしょう。たぶん。
colab-net.com

まだベータ版だから、より良い正式版のためにフィードバックしてください、と同意しないとダウンロードできません。
インストールはdmgをダウンロードしてインストーラの指示に従うだけ。ダウンロードサイトでは、いろんなコンパイラを一緒にダウンロードできるようになってるけど、チェックしても一緒にインストールできるわけではないから、必要な物だけ選んだ方が良いと思う。今回は、PIC16F886を使う予定なので、HI-TECH C Lite Compiler for PIC10/12/16 MCUs にチェックを入れておくと、.run というインストーラがダウンロードされる。
HI-TECH Cのインストールは、
$sh picc-9.82.9453-osx.run
途中で、ライセンスへの同意と、インストール先と、ライセンスナンバーをいれるか、demoと入れるかliteと入れろと言われる。同意はyを押してEnter、インストール先はデフォルトでよければそのままEnter、モードはliteにしておく。買わないからね。

インストールが終わっても、MPLABにHI-TECHが認識されていないので、環境設定からEmbeddedのBuild ToolsでAdd...ボタンを押して、HI-TECHをインストールした場所のbinを選ぶ。例えば /Applications/HI-TECH/picc/9.82/bin

で、作ったプロジェクトのOperation ModeがPROになっていて、
(923) unknown suboption "pro"
といわれるので、プロジェクトのPropertiesからHI-TECH PICC - CompilerのOption CategoriesでOperationを選んで、Operation modeをLiteにしておく。

さらに、古いソースコードはこのままだとコンパイルが通らないことが多い。
error: undefined symbol "INTIO"
これを防ぐには、プリプロセッサで _LEGACY_HEADERS をdefineしておく。