Webサイトの高速化は非常に重要で、GoogleのSEO対策にもとにかく高速なレスポンスを、みたいなことが言われている。そこで活躍するのがCDNというサービスで、Akamaiが有名。Wikipediaにも説明があります。
例えば、あなたが買い物する楽天もakamaiによってCDNが提供されています。
$ nslookup www.rakuten.co.jp Server: 8.8.8.8 Address: 8.8.8.8#53 Non-authoritative answer: www.rakuten.co.jp canonical name = evsan.rakuten.edgekey.net. evsan.rakuten.edgekey.net canonical name = e16791.a.akamaiedge.net. Name: e16791.a.akamaiedge.net Address: 23.197.96.227
アクセスが高速化するならいいじゃないか、ということなんですけど、 akamai access denied とかで検索すると、けっこうな人がアクセス制限を受けているみたい。しかも、契約しているそもそもの会社はあまり認識していない様子。セキュリティ機能ありますよ?有効にしませんか? あ、じゃぁお願いします、みたいな感じなのかもしれない。
Akamaiに監視されるインターネット社会を許していいのでしょうか。
ちなみに、Akamaiにアクセス制限をうけるとIPアドレスを変更するしか制限を回避する方法はないみたいで、VPNを使った回避策をいろんなYouTuberがあげてました。が、これは本質的な解決策ではないですね。Akamaiとの契約を見直すべきだと思いますよ。安易に導入した謎のセキュリティ機能でお客様のアクセスを遮断していませんか?
Akamaiの何が問題か?
Akamaiはかなりの企業が導入をしています。オムロン株式会社、楽天市場、プレイステーションネットワーク、ヒルトンホテル、アメックス、ANAなどなど。日本だけではなく海外の企業もたくさんです。EPICPASSも使っています。各社、どのような設定でAkamaiを使っているかは不明ですが、IPアドレスの評価はすべてのAkamaiサイトに共通で評価され、その評価が全体に採用されます。
別に、楽天市場に対してスクレイピングしなくても、EPICPASSにスクレイピングした結果、EPICPASSにはアクセスできなくならないのに楽天市場にはアクセスできなくなるんです。これが、各社どのような設定をしているのか不明なところです。