近所の火事

おそろしかった。

思えば兆候があった。家の蛍光灯が、買い換えたばかりなのにちらちらしていた。これはきっと何かがショートして電圧が下がったとか、電線が切れかかってたとか、そういうことだったんじゃなかろうか。

消防車の音に窓の外を見ると、不思議な影がもわもわしていた。なんだろう?と思っていると、消防車の音がどんどん近づいてくる。もしや火事??そう思って外を見ると、近くの家から煙がもくもくとあがっていた。

消防士さんは、家の中に突入。誰かが運び出された様子はなかったように思ったけど、留守中の出来事だったのだろうか。

最初は煙が多かったが、屋根が崩れ落ちたのか、大きく炎が上がった。その高さは5mぐらいだろうか。かなり大きく、熱が伝わってくるようだった。隣家に燃え移らないように、隣の家との境に重点的に放水しているように見えた。

まわりを見ると、赤い車が10台ぐらいいた。かなり遠くの散水栓から水をひいているようだった。すぐ近くにあったそれに気づくには、けっこう時間がかかったようだ。

ともあれ、隣に燃え移ることなく、無事消し止められた火事。夜遅くなっても、消防士さんは何作業をしているようだった。

消防士さん、ありがとう。